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第1章〜出会い 女性編〜
今日から、高校1年になる、ユマ。
私は、昔から大人しい子だった。
親に逆らったことはない。
今日から通う高校だって、親が決めた。私の意見など、聞いたためしがない。
唯一、許してもらったのが・・・。一人暮らしを約束に、許してもらって・・・。
ーだけど、条件付きの一人暮らしー
今日から、お世話になる執事の一条廉といいます。これから宜しくお願いします。
昨日言われて、今日から来るとは。?!
「私だって心の準備が出来てないのに」
ー私もいい大人だょ、お父さん。執事なんていらないよ。
「何言ってるんだ、心配しない親なんて
いないぞ。それに、言ってなかったけど、
事業を拡大しようと思って、3年は海外に
いて、事業が起動にのったら、帰ってくる
つもりだから、執事の廉くんを雇ったから」
と、突然言われた。
「私たちもう空港に行かないと」
「それじゃ、頼んだぞ」ひとついい
忘れてた。もうすぐ廉くん、来るはず
だから、宜しくね!」
って言うか、何それ。突然すぎるじゃん。
もうすぐって、もう12:00だょ。ユマを
おいていくなんて。信じられない。
「だ・か・ら、廉くんを雇ったの!
それに、ユマと一緒の高校に行く事に
なったから。担任の先生に頼んで、
一緒のクラスにして貰ったから。」
「なんで・・・」
「変な男性に付きまとわれたら困る
でしょう。心配だから、お父さんの大学時代の知り合いの息子さんで、イケメンなんだから」
「って言うか、前から思ってたんだけど、
イケメン好きだよねー」
「あなたは少し、”恋愛"しなさい。
楽しいわよ。あなたの仕事にも活かせ
るわよ。Web小説家なんだから。
廉くんなら、私もお父さんも大賛成!!」
ホントに行くわね。じゃーねー」と言って
ガチャんとドアの閉まる音が、身にしみた」
ーそう、私、ユマは、今年の4月から
新人、Web小説家としてデビューした。
もうこんな時間?
もう13:30かぁ〜。とため息をついた時
\ピンポーン/とチャイムがなった。
ーもしかして・・・。
私は、慌てて玄関を開けた。
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