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旦那様に電話。
<亮>
トゥルルルルル…
トゥルルルルル…
トゥルルルルル…
<廉のお父さん>
もーし、もーし、亮。
息子は、ちゃんとやってる
かな?
はい。
今日から、廉様とユマお嬢様を
学校に送りました。
そうだったのか。
そんなに、早く助けを
もとめたか。
それで、何かあったから
電話してきたんだろう?
はい。
あの……………。
ユマお嬢様からなんですが、
私と一緒に、暮らしたいと
申しまして・・・・・・。
<廉のお父さん>
なるほど。
そうだったか。
それは、大丈夫だ。
家の方は、俺の母親と執事2人
と、お手伝いさん。
それに、そろそろ弟子も
育ってきたから、心配は
ない。
今日から、一緒に廉たちの所
で、私がいない間、見守ってくれるか?
出来れば、学校の行事も行ける時は
行ってほしいんだが…………………………。
ー分かりましたー
なるべく、お二人の様子を撮って
送ります!
悪いなぁ、亮。
いえ、旦那様には、かなわない
ですから。
ー俺からも、廉に電話入れとくからー
今日から、廉の親として宜しくたのむよ。
はい。
今、やっと、フランスのパリに
着いたとこでね。
両親も、ユマちゃんが、心配してたから、
亮がいるって言ったら安心したよ。
様子も楽しみにしてるよ。
ー亮、ちょっと待っててー
<ユマのお母さん>
初めまして、ユマの母です。
なんか、娘が突然、言ったみたいで、
すみません。
あの子、家族以外で、男性の方と一緒に
暮らした事ないから心配で。
亮さんが、居てくれるなら
父も安心してます。
ありがとうございます。
<亮>
言え。
こちらこそ、お嬢様を
預かるんですから、守るのは
当然ですから。
<ユマのお母さん>
そう、言って頂けて、嬉しいです。
<ユマのお父さん>
初めまして、ユマの父です。
君の事は、彼から聞いてる
から、大丈夫。
ーもし、もしもの話だが、
君が、危ないと思ったら、
私のケータイに、連絡を
くれるかな?
そうなると、君にも「生きていてほしい」
私は「心」から、思ってるんだ。
ーたがら、これは、男と男の約束だー
「私は、君に、ずっと、幸せに
暮らして貰いたい、そう思ってる」
だから、何があっても、死ぬな。
ー死んだら、悲しむ人がいる事を
頭に入れていてほしいー
<亮>
旦那様から、聞いてらっしゃい
ましたか。
私に「生きろ、死ぬな」って
言われたのは、旦那様とあなただけです。
そのような言葉を頂き、本当に感謝致します。
<廉のお父さん>
だから、二人をちゃんと
見守ってくれ。
<亮>
はい。
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