お昼は盛り蕎麦くらいがいい、山葵は少しで。

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「前以て()()()()()してからショップに行きましたからね」 「そうそう、色々な手続きは家でパソコンで情報打ち込んで、欲しいスマホの器種まで事前情報打ち込んでいたんだよ、つばさっち。 だから、向こうじゃ最終確認みたいなのだけで、済んだんだ!」 そう言いながら、白黒の美形(イケメン)達は世界的に使われている繋がる伝言板SNSの自身のアカウント画面を見せました。 因みに勅使河原は、白が基本のデザインのスマホでアイコンは白い羽で、"ああ、天使だな"と標準的(スタンダード)な感想を窺わせるものでした。 そして阿久津の方といえば、黒が基調(ベース)なのはまあ分かっていましたが、アイコンに関して言えば子ども向けというよりも、寧ろ赤子寄りの幼児に絶大な人気を誇る頭部に餡子が詰まった某英雄(ヒーロー)好敵手(ライバル)となっていました。 不思議と、悪魔の象徴ではないのですが、阿久津という存在にスッと馴染むので翼も無言の納得をしていまいます。 それと同時に、つい先程通話が途切れたチェアマン佐藤がまだ夢の中で告げていた、悪魔という役割になっている黒い美形(イケメン)の傾向を思い出します。 "一応、補足をさせて貰おう。 悪魔とはいっても、広義の解釈があるだろうから今回のゲームの場合は絶対悪という姿勢(スタンス)ではない。 翼君の常識・感覚的にそぐうもので言わせて貰うのなら"小悪魔的"という形が相応しいと思う。 常識ではいけないと弁えていることでも、彼が囁き誘う言葉なら、"まあ、いいか"と思えてしまう、そんな感じだね" 「―――というわけで、早速芽生ちゃん探索隊結成!」 頭の中で夢の中の記憶を掘り返し佐藤の声を思い出し終えた次の瞬間に、現実の交番で響いたのは黒い美形(イケメン)の阿久津の掛け声と、翼のスマホの世界的伝言板SNSアプリからの連絡音でした。 「は?」 と、返事をしながらも、翼がスマホを取り出し確認したなら、件のSNSグループの誘いの連絡でした。
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