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「おまえはその見た目と裏腹な淫乱さが堪らないな」
「はぁ…はぁ…」
「まぁ、そういう風に育てたのは俺なのだがな…。おまえは俺にとって理想の妻だ」
「!」
旦那様が呟いた瞬間、私の中が燃えるように熱くなった。
「ぁあぁっ!」
「ふっ…んっ」
旦那様の体が私との間の隙間をなくそうとしている。熱く濡れている私の中に旦那様のモノがグッと入ろうとする感覚がした。
だけどその衝動は思った以上に痛くて苦しいものだった。
「ぃ…痛っ……ぅうっ」
「美織…耐えろ──……ん」
「んあっ!あ、あっ……ひぃっ」
徐々に私の中に込められる大きな楔。私の中を切り裂いて進んで行くその痛さを歯を食いしばって耐える。
痛みの中、涙でぼやける視界に見えたのは旦那様の苦痛に満ちた顔だった。
(旦那様まで…なんでそんな顔を…)
私だけが苦しいのではないのか?
そう思った瞬間、不意に感じていた痛みが和らいだ。
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