闇に堕ちる※

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闇に堕ちる※

シローはひざ立ちでアレクに背後から尻を揉まれている。「んっ・・はっ・・」背中に何度もキスをされ、身体が震える。 「んっ・・・んっ・・」尻を揉むたびアレクの指先が穴をかすめ、けれど決して入れられない。そんなもどかしさに中がじくじくと疼いて仕方なかったシローは、ついに自分から尻をアレクに突き出した。それは丁度、アレクの先走りにまみれた性器に擦り付ける形になったが、その熱さにシローは思わず腰を引いた。 アレクはキスをしながらシローの手を引き、シローに前を弄らせないようにした。 そして、自らの腰をシローの尻に擦りつけ、どろどろにしていく。もはやパレオはめくりあがり、尻を覆うのはわずかな下着の白い紐だけだった。それは尻たぶを強調して持ち上げる役割を果たしていた。 「シロー・・・」はぁはぁと息をつくシローの穴に、自らの先をくちゅり、とつける。 「っんっ・・は・・早く・・!」シローはぞくりと肌が波打ち、これからの期待に身体中の神経がそこへ集中するような気がした。 「それでは・・・入れさせていただきます・・・」アレクはぐっと、腰をすすめるとそこは待っていたかのように先端を飲み込み、奥へ奥へとアレク自身を誘う。 ズロオォオォ・・ いつもよりことさらゆっくり挿入する。アレクの肉棒をシローの襞が確かめるように追って行く。 ズン!と最奥をアレクが突くと、 「---っはぁあああああああんっ」シローは弓なりに背をそらせ、 ドピュ、ビュルル! 性器から勢いよく弧を描き精液が飛び出た。 「・・・入れただけでイったのか・・・では、今夜はこのまま入れたままで・・・ご自分で触ることも許しません。」そう言って耳を噛み、シローの手を後ろに束ねてしまう。片手でそれを押さえ、右手はシローとの結合部分をなぞる。 「ひあっ・・」レロレロと耳を舐められながら、乳首を弄じられ、絶頂に達したばかりの身体はゆっくりした抜き差しにも敏感に反応した。 「・・んぁう・・あ・・熱い・・」シローは溶けるようだ、と思った。アレクと繋がった部分から自分が溶かされて、まるで彼と一つになるようなそんな錯覚すら覚えた。 ズチュ、ズロォ、ズチュ、ズロォ、 「ア、ん、ん、ん、・・」思わず息を潜めてしまう。そんなシローにアレクは、 「ここを・・・私で・・いっぱいに満たしましょう。溢れて私のこれで栓をしないとこぼれ出してしまうくらいに。・・んん!」アレクが息をつめて中に出す。 ドピュッドプドプッ、 「んあぁはぁっ!」シローは熱がじんわり身体に広がるのを感じた。 「ほら、聞こえますか・・この音。私とあなたが混ざる音が・・・」 グッチュ、グッチュ、グチョオ、グチョオ、グッチュ、グッチュ、グチョオ・・・・ シローの腰が揺れるたび、サイドについたスチルの飾りがキラキラときらめく。センターについた飾りは長めに作られているため時折新しい穴を掠める。それがまた、シローには快感になり腰をくねらす。 アレクは深く挿入するためにシローの腰を引き寄せ、下から思い切り突き刺す。 「んあああ!!」 グポッグチュッグチュッグポッグポッ・・ドピュルル! 二度目の射精は長く、シローの中に大量に出された。けれどもアレクは抜かずにそのままストロークを開始する。 「んっあああっもっらめっ・・らめ・・からっ・・」抜かずに交わったことはあったが、これほど間をおかずに続けられたことはなかった。快感に震える身体を落ち着かせる間もなく、快楽の波に飲まれていく。 何度目かの後に、シローの穴からどろりと精液が流れ出る。けれどもアレクの行為は終わらない。 口からよだれを出し、目の焦点はあっていない。シローは快楽に溺れ、もはやアレクの肉棒だけがすべてだった。 「んあっ、んあっ、んあぅ・・きも・・ち・イイ・・あぁっ・・アレク・・アレクぅ・・!もっと・・奥・・・・!」シローの性器からはもうほとんど透明な液しか出ないが、与えられる快楽に囚われたシローには、ただ、アレクが入っていることだけで満たされた。そして、何を言っているかもわからなくなっていた。アレクは微笑み、シローの前立腺を突く。そこでまたびゅっとシローの性器から液体が出る。量はそれほど多くなかった。 シローが腰を振るたび、パレオが揺れる。それに煽られアレクも止まらない。 「んっ・・シロー・・もっと呼んで・・くれ・・私の・・名・」何度もしているのに、全く萎えない剛根をこれでもかとシローに突き刺し、ぐるりとかき回す。そのたび、シローは高い声をあげ、アレクを求める。 グジュボッ、ジュッボ、ジュッボ、ジュッボ、ジュッボッ 「んあっ、んあっ、んあっ、んあっ・・・」 すでに入り口は白く泡立ち、二人の足は白くどろどろに汚れていた。アレクはそれを手に取るとシローの胸になすりつけ、乳首をきゅっとつまんでは弾くことを繰り返す。 「んぁあ!あっ・・ああぁっ・・」シローの穴がきゅっと絞まり、アレクはシローの耳を噛む。 ジュボッズボッズボッズボッ ピストンが早くなり、シローの身体が上下に揺れる。 ズドン! 「ヒィアアアア!」 アレクが最奥を突いた。 「シロー・・・愛している。」 瞬間、シローが思い切りアレクを絞めたのでアレクは勢いよくシローの中に放出した。 ドピュルルルルルッ 「ンァハアァァァアアア!!」シローの目の前に閃光が散る。 ズルリ、と尻穴から性器を抜くと、ゴボッと音がするのではないかというくらいに、白い液体が出てきた。白い尻も精液で汚れ、どこもかしこもすべてアレクのモノであることが見てとれて、アレクは安心する。特に身体に散った赤い後はまるで花びらのように彼を飾る。 右手をひらめかせ、その様子を撮影するとー当然、今までの行為も内緒で録画してあるのだがー尻穴に指を入れ、精液をかき出す。 「・・」ぴくりと身体が反応したが、意識は戻らない。魔法で処理をする前に最後の愉しみをしたかった。 そして今度は、仰向けにして下着の着用具合を確かめる。紐はもう少しでほどけかかっていたが、さすがにロイドのお勧めなだけあって、丈夫で美しい。精液にまみれた下半身も力が入っていない状態なので、穴も何もまる見えである。もう一度昂ぶりそうになる身体をおさめ、今度は何にするかぼんやり考える。 じっくりそれを堪能し、『シローコレクション』に映像を保存すると、アレクはいつもどおり魔法でシーツをかえ、シローの身体を清潔に保った。惜しいので、下着は穿かせたままだ。自らも清めた後、シローを抱いて眠る。 このところ日課になってしまい、無い状態は考えられない。自分でも驚くほどの執着を持っていると思う。 (依存しすぎているか・・?私を笑うか『シェル』よ・・・)けれど、それでもいいと思う自分が確かに存在したのだった。 (シロー・・願わくば、お前の心が私と同じであるように・・・)そして、アレクは静かに目を閉じた。 嵐の前の休息という眠りにつくために。
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