未来への招待状

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 氷川は冰のボトムを下着ごと摺り下ろすと、それを床へと放り、下肢だけを全裸に剥いた。自身のも前だけを(はだ)けて、腰を使いゆるりと弧を描くように動きながら、雄を擦り付ける。たったそれだけで、ゾクゾクと背筋が打ち震えるようだった。  指を引き抜くと同時に、熱で(たぎ)ったそれを愛しい者の中へと呑み込ませてゆく。ゆっくり、じっくり、一瞬一瞬を味わうように呑み込ませてゆく――  その独特の感覚に、堪らない身震いを覚えながら一気に彼を貫いた。 「やッ……っう……龍……ッッ……!」 「冰……ッ、く……はッ……お前は俺ンだ――! 他の誰にもやらねえッ……俺だけのもんだ……ッ!」 「ああ……ッ、りゅ……うぅッ……龍……ッ」  そうして自らを愛しい者の中へと収め、繋がったという事実を確かめると、氷川はようやくと安堵したかのように冰を抱き締めた。両の腕でガッシリと、しっかりと強く強く抱き締めた。 「すまねえ、冰――痛え……か?」  今の今までの狂った野獣のような荒々しさが、氷川の気持ちの全てなのだろう――言葉に出さずとも冰にはそれが充分過ぎるほどに分かっていた。
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