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観点3
もし芸術作品とは、「頭が下がるほどいいもの」だというのなら、「クラスメイトの芸術作品」なんていうもの自体、矛盾していやしないか。
でも、「芸術は矛盾していてはいけない」なんていうこともないはずである。
この絵の隣には、誰かが描いたシュールレアリスム絵画がかかっている。
シュールレアリスム、つまり「夢の世界」を描いたもので、そこでは当然、矛盾が多い。
僕は実は、「クラスメイトに頭を下げる」というシュールな夢を、この作品から読み取るべきなのではないか。
しかしこの見方は、僕のようなクラスメイトでしか成立しない。
全く関係のない大人が見たらどうなるんだろう。
そもそも、中子は誰に向かってこのような作品を制作したのだろうか?
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