モダンホラーの王様〜スティーブンキング

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モダンホラーの王様〜スティーブンキング

シャイニングの続編の映画ドクタースリーブが秋に公開されるというニュースが入ってきた。 それとイットの後編も11月に決まっている。 キング健在なり。 そういや以前はキングをよく読んでたなー ということで今回はキングについて書こうと思う。 キング以前のホラーは魑魅魍魎、怪奇な現象を扱ったものが大半であったが、キングはそれをモダンホラーという現代的な小説に大きく変えた。 その最大の特徴は3つある。 1974年の処女作キャリーでキングはデビューする。 念動能力を持つ少女がクラスメートのいじめや母親の虐待に怒り、自らコントロールできない殺戮や破壊を行う。 SF的なモチーフを使ってのホラーはキングの大きな特徴である。 シャイニングではテレパシーや透視、霊視、、デッドゾーンでは予知能力、トミーノッカーズやドリームキャッチャーは宇宙人やUFO、題材はSFであるが、作品の本質はホラーなのだ。 2番目の特徴は古いホラーの題材を現代的視点で取り上げていることにある。 ペットセメタリー、呪われた町、イット、クージョ、ミストなどはいわばゾンビや吸血鬼やモンスターとの対決ものである。 3番目の特徴は普通小説、純文学に近いもの。 スタンドバイミー、ショーシャンクの空、グリーンマイルはそれに該当するように思う。 あまりにも多作な作家ゆえ、未読のものもたくさんあり全体は把握出来てない。 ただキングには映像化されてる作品が多く、身近に入っていける。 映画から小説に入るというのも面白いかもしれない。 なにせそのスピーディな展開と文体はキング中毒というブームも生んだ。 自分も小説と映画を行き来してきたし、今回の映画化は絶好の機会かなと思うのである。「 be66572f-a2e4-4243-8698-70bdd76731cd
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