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夢野自薦海外ミステリー ベスト10〜前編
ほんとに独断と偏見ですけど、夢野が選んだ海外ミステリ10作をご紹介したいと思います。
順位はありません。どれも甲乙つけがたいものばかりであります。短編やオムニバスものは外しております(^ ^)
◎カーテン
アガサクリスティー作
これは以前紹介しましたが、クリスティの最高傑作です。動機、トリック、意外な犯人、社会派推理小説の元祖ともいえる作品です。
◎火刑法廷
ディクスン・カー作
密室の巨匠といわれたカーは怪奇趣味の入ったミステリーをたくさん書いてますが、これはミステリーともホラーとも見方によってはどちらでも成り立つ珍しい作品です。
◎黄色い部屋の秘密
ガストン・ルルー作
どちらかというとオペラ座の怪人の原作者としての名前のほうが有名かもしれません。
この作品は心理的な密室トリックと意外な犯人の面白さにあります。
◎幻の女
ウィリアム・アイリッシュ
殺人容疑を晴らすため幻の女を追う主人公に待ち受けるのは?
サスペンスの名作。
◎死の接吻
アイラ・レビン作。
「ローズマリーの赤ちゃん」を書いたレビンの処女作。
前半は犯人の名を明かさないで犯人側の視点から捉えたストーリー、後半は犯人の標的から語られるストーリー、小説だからこそなし得たトリック。
◎Yの悲劇
エラリークイーン作。
名探偵トリルレーンが暴く連続殺人の謎。
本格ミステリならではの伏線や論理がお見事である。
最近は字を大きく印刷したり、現代的に書き直した新訳本も出てますので、また新たな魅力を感じるかもしれませんね。(^^)
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