67 掃除屋

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死神は常に腹が減っている だから 綺麗な魂があるとつい食べたくなる 俺の腹が 鳴っている 「なら、条件を飲んで貰えるっ?」 イチ君は頷いた。 「ジョー君をイジメたりしたら。 トム君の命はないっ。」 「わかった」 「あと、キミの命。 今日までだからっ」 俺は黒い手帳をパラパラめくる。 「・・え」 「あと2時間。」 「このイチが殺されるとでも言いたいのか」 「うんっ。 だから、大事に生きなよ」 俺はその場を去った。
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