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「ヤクの売人がわかりました。
カツヒサです」
それを聞いた瞬間、オヤジは唇を噛んだ。
ばたん
「オヤジ、お久しぶりです」
急に現れたのは、カツヒサだった。
「カツヒサ・・お前。」
「ヤクの売人になったんですよ。
どうですか、オヤジ。またこの組にいれてくれませんか?
オヤジに認められたくて、俺頑張ったんです」
「バカを言うな。お前は破門したんだ。
・・足を洗って、家族の元に戻ればよかったものを。」
オヤジは、拳銃をカツヒサの頭に当てた。
「・・オ、オヤジ・・」
「イチ。見るな。
お前にはまだ速い」
「しかし」
「あっち向いてろ!」
「・・はい」
銃声だけだった。
そこに残ったのは。
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