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「ユーキ」
「・・・」
「ユーキってばっ」
「うわっ!
なんだ、りーくんか」
俺はベンチから飛び起きた。
「なんだじゃないよ、冷たくなってるから死んだかと思っちゃったよっ」
「死んでるっつうの。
そうだ、頼みがあるんだ。
確か、りーくんは死人を蘇らせられるんだよな?」
俺が聞くと、彼は苦い顔をした。
「ユーキさあ、それやるなら【代償】が必要だよっ。
それに・・無理に会う必要、ないんじゃないかなあ。」
「何でそんなこと言うんだよ。
俺が会いたいって言ってるのに」
「ユーキ、真実はね。
キレイなものとは限らないんだっ。」
「構わない。だから、会わせてくれ。」
りーくんはため息をついた。
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