65 ユーキ2

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「ユーキ」 「・・・」 「ユーキってばっ」 「うわっ! なんだ、りーくんか」 俺はベンチから飛び起きた。 「なんだじゃないよ、冷たくなってるから死んだかと思っちゃったよっ」 「死んでるっつうの。 そうだ、頼みがあるんだ。 確か、りーくんは死人を蘇らせられるんだよな?」 俺が聞くと、彼は苦い顔をした。 「ユーキさあ、それやるなら【代償】が必要だよっ。 それに・・無理に会う必要、ないんじゃないかなあ。」 「何でそんなこと言うんだよ。 俺が会いたいって言ってるのに」 「ユーキ、真実はね。 キレイなものとは限らないんだっ。」 「構わない。だから、会わせてくれ。」 りーくんはため息をついた。
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