65 ユーキ2

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目の前がキラキラ光っている。 その中に、いた。 「・・父さん」 「誰だ、お前。」 父さんは、首をかしげていた。 「俺だよ、ユーキだよ!」 「俺に子供なんていないな。 まあ、生き返らせてくれた礼をするよ」 ずぶっ 「・・え・・あ」 目の前が 熱い 景色が真っ赤に染まる 片目に ナイフが突き刺さっている 「ありがたく思えよ? 俺が直々に手を下してんだから」 深く、ズブズブと。 刺してきた。 「うあああああ!」 「いいねえ、その悲鳴。」 父親に、あれだけ会いたがってたのに。 こんなことをされて。 俺が、求めていたものって・・。 血の涙が出てきた。 「だから言ったのにっ」
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