65 ユーキ2

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「サトシっち」 「はい」 「よかったね、今回は出番なくて」 私は棚から出した本を見ながら、タクの言葉を聞いた。 そこには、ユーキが映っている。 「ええ。」 パタン、と本を閉じ棚に戻した。 「このまま平和ならいいのにね」 「・・そうは、いかないでしょう」 カラン、コロン。 お客様ですね。
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