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「サトシっち」
「はい」
「暇」
朝。
タクはこう言って、私にため息をつきました。
「今日はお客様はいらっしゃいません。
たまにはゆっくりしましょう。」
そう言ってホットチョコレートを作っていると。
カラン、コロン。
「安原、いるか」
「これは、紅林様」
「トムでいい」
紅林様が喫茶店にいらっしゃいました。
「あ、トムっちじゃん。どしたの?」
「タク、今日は喫茶店はお休みか?」
「まあ、そんな感じ」
「ならば、私と共にこれから海外へ行かないか?
2泊3日だ。旅費や宿泊費、食費は全て出す。」
「ええ!?マジで!?」
喜ぶタクを見ながら私は、悩みました。
「私には、喫茶店がありますので」
「りーくんにでもやってもらえ。
彼なら出来るのだろう?」
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