67 掃除屋

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「・・山本、丈・・? それが、俺が生きてた時の名前」 「そうさっ。ジョー君。 知りたいか知りたくないかはキミ次第っ。」 「・・・知りたい」 気がついたら、俺は。 りーくんの言葉に頷いていた。 「じゃあ、過去に飛ぶ前に。 俺の友達、助けようかっ」 「ユージ、しっかり!」 場面が飛んだ。 ・・死神が、友を助けるだと? 「やあやあっ」 「林道君・・よか、よかった、ユ、ユージ、ユージが、ユージを、たす、助け」 タカシ君は俺にすがり、ぼろぼろ泣いていた。 ジョー君は後ろからついてきている。 「タカシ君っ、落ち着いてっ。」 「うう、う、う。」 俺はユージ君を見た。 顔が青白い。 このままだと、死ぬなっ。 俺は彼の頭に手を置いた。 すぐに毒は抜けた。 ユージ君の顔色がどんどん戻ってくる。 そして目を開けた。 「・・・タカシ」 「ユージ、よかった、よかった」 「じゃあ俺は行くねっ」 「林道君! ありがとう。」 タカシ君は俺に頭を下げた。
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