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「1つ、聞いていいか」
俺は、過去に飛ぶ前に。
りーくんに聞いた。
「何、ジョー君」
「死神のあなたが、ましてや死神界を取り仕切る王様である人が。
何故誰かを助けるなんてこと。ルール違反では?」
「いけないっ?
ルールってさ、守るのも大事だけど。
・・誰かの気持ちだけはルールで縛ったらいけないんだよっ。」
「・・・」
そういう、ものなのか。
「あと、生前の職業が死んだ今の姿に反映されるんだっ。
俺は手品師だった。
キミは掃除屋。」
「・・ヤクザか何かだったかも。
だったら・・俺は」
「ヤクザ、ねえっ。
もしかしたら、キミの居場所はあるかもね」
りーくんは何故か、ニコニコと笑っている。
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