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【・・ジョー、そいつ、掃除しとけ】
【はい、おやっさん】
【今日も掃除たのむぜ】
【はい】
・・・。
予想通りだった。
俺が、【矢道組】の人間で。
何人もの人間を手にかけていた。
「・・・もう、見たくない」
「最後まで見るんだよっ」
【お前が矢道組のジョーか。
俺は天山組の組長、麻生だ。
・・お前は罪もない人を殺しすぎた。
イチ、殺せ】
【はい、オヤジ。】
日本刀を抜いた男に、斬られる所だった。
【・・ああ、やっと。
やっと。死ねるのか。】
過去の俺がしゃがんで、ポツリと呟いていた。
すると、麻生組長がその肩に手を置いた。
【・・極道から、足洗えよ。
お前は生きるんだ。】
【・・ありがたいけどさ。
ケジメ。つけないとな】
ざく
その日本刀を、過去の俺は自分から喉に突き刺した。
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