67 掃除屋

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「嫌だなあっ、何いって」 「貴様から感じる血と死の匂い。 そしてその漆黒の心。 このイチは誤魔化せん。」 このりーくんとか言う男、ここから出してはいけない。 すると、彼は目を赤くして俺を見た。 「・・・俺の目を見てっ」 吸い込まれる感覚だ。 気がついたら、公園にいた。 「何で、公園に」 そこに、息を切らして走ってくる男がいた。 「はあ、はあっ。 もう大丈夫だからな」 小さな犬が、彼の手で嬉しそうにしていた。 彼は、今俺と話していたはずだが。 どうなっている。
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