2 親友に会いたい

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暗闇から現れた、カッコいい男性。 俺は、ベッドから体を起こした。 「本日は出張喫茶店をしております。 私は店主の安原(やすはら)(さとし)と申します。 藤本和典様、ようこそ。」 安原さんは丁寧に、頭を下げた。 「・・あ、・・う、え」 「あなた様の願いを、一つ叶えて差し上げます。ただし、願いが叶いましたらあなた様より『代償』を頂きます。」 安原さんは、俺に紅茶を出した。 願いが叶う喫茶店。 あの都市伝説の? 何で、俺の所に。 『代償』って何なんだ。 いや、もうこの際どうでもいい。 俺の話を、聞いてくれ。 俺のこの願いを、叶えてくれ。 シン、・・最後ぐらいお前に謝りたい。
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