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暗闇から現れた、カッコいい男性。
俺は、ベッドから体を起こした。
「本日は出張喫茶店をしております。
私は店主の安原哲と申します。
藤本和典様、ようこそ。」
安原さんは丁寧に、頭を下げた。
「・・あ、・・う、え」
「あなた様の願いを、一つ叶えて差し上げます。ただし、願いが叶いましたらあなた様より『代償』を頂きます。」
安原さんは、俺に紅茶を出した。
願いが叶う喫茶店。
あの都市伝説の?
何で、俺の所に。
『代償』って何なんだ。
いや、もうこの際どうでもいい。
俺の話を、聞いてくれ。
俺のこの願いを、叶えてくれ。
シン、・・最後ぐらいお前に謝りたい。
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