2 親友に会いたい

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《林道さん、珍しいですね。 あなたがやりたいと仰るなんて》 彼女がいなくなった店内で。 ドクロがついた真っ黒い鎌を磨いていると、ヨースケが話してきた。 「何かさ、理由あんでしょ?『りーくん』」 「まあねっ」 ヨースケの見た目と声で、ニコニコしながら『俺』はタク君に話す。 「ま、俺っちは汚れまくった魂を喰えればそれでいいよ。 医者とか、金儲け目当てのヤツ多いからすっごく旨いんだろうな。 ギッタギタのメッタ刺しにして苦しませよっと♪ 心身をボロボロにするのは、りーくんがやっていいよ。」 タク君が赤いハサミを見て、舌なめずりしながらニコニコしてる。 俺が。 やらないと。 「タク君。 ・・江田先生を殺すの、俺にやらせてくれないかなっ。魂はタク君にあげるからさぁ」 鎌を持つ手に力がこもる。 「?・・まあいいけど。」 タク君は不思議そうな顔をしていた。
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