3 LIFE=MATH

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「ユーキっち。タカシっちは人間じゃないかもね。 ユージっちも。」 「でも、ユージとか言うやつは人間の匂いしかしないぜタク。 他の悪魔に見つかるぐらいの声上げてて、うるさいから黙らせたけど。」 ユーキっちは、ため息をつきながら焼きプリンを食べた。 「じゃあやっぱタカシっちかあ。・・俺っちが探ろうか」 『いや、タク君。タカシ君は俺が探ってるから大丈夫っ』 僕の中の『彼』が答える。 「相変わらず速いね、『りーくん』。あんがとね」 『へへっ』 家に帰る途中、僕は『彼』に聞いた。 林道さん、何かやけにニコニコしてますね。 僕が聞くと、『彼』はさらに笑顔になった。 『・・そうっ?いつもどおりだけど』 あなたはどう思われますか。 小野先生のことを。 『・・あとで聞かせるよっ。』 ガチャン 「パパ、お帰り!」 「ただいま、ミク。」 ドアを開けたら美空(みく)が僕に飛び付いてきて。 「お帰りなさい」 マイさんが僕に笑いかけた。 『彼』はさらにニコニコした。 『ただいま、マイっ』 彼女には届いてはいないが、『彼』は毎日こうやってマイさんに「ただいま」を言ってる。
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