3 LIFE=MATH

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LIFE=? 「ヨースケっち」 俺っちは、カウンターであくびをした。 ヨースケっちは、スイーツを作っている。 棚にある本を俺っちは見た。 「はい」 「・・大丈夫かな。 タカシっちが悪魔だったら、『りーくん』やられちゃうかも。」 「大丈夫ですよ。 ・・林道さんは強いお方ですから。 負けませんよ。」 「そうだよね・・。 ヨースケっち、ホットチョコレートおかわり」 「売り切れです」 「チェッ」 口を尖らせていると、皿が目の前置かれた。 「チョコレートケーキです。これにチョコレートを使いました。」 「やりぃ!」 「タクさん」 「何、ヨースケっふぃ」 口にいっぱいケーキを頬張りながら、俺っちは答えた。 「タクさんにとって、人生とは何ですか?」 「難しい質問してくんね。 ・・何だろうね。」 もう一口ケーキを食べて、考えた。 人間の時は悪いことしかしてなかったし。 この両手はいつも赤く染まってたし。 俺っちは手を見る。 赤く染まった爪がある。 爪を1つ1つ剥がしても、赤く染まってるのは変わらないだろう。 俺っちの、人生か。 占い師の母さんが生きてたら、また違ったんだろうけど。 カラン、コロン。 入ってきた人は、俺っちの手にアーモンドチョコレートを落とす。 「ありがたく食え」 「あんがとね」 「いらっしゃいませ」 ヨースケっちが頭を下げる。 彼はソファーにドカっと座り 「いちごパフェ」 と言った。 「かしこまりました」
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