3 LIFE=MATH

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LIFE=? 「何か、2人とも可愛そうな話だね。ヨースケっち。 特に自分の母親が自殺したのを目の前で見たら・・。 俺っちなら発狂するか記憶を消したくなるよ。」 俺っちが彼をみると、シルクハットの縁に指を当て、その目は何かを真剣に考えてる。 見たことある仕草。 よく、カウンターの端っこで見てた。 その姿と重なる。 「・・どう思うよ。ヨースケ。」 ケイスケっちはラッキーストライクの箱とライターを、机上でスライドさせた。 ヨースケっちの目の前でピタリと止まる。 彼は、ラッキーストライクの箱とライターを手に持つ。 「そうですね。普通なら・・虐待されてた子を守るために、友達がその母親を殺したと考えますが。 でも真実は意外と目の前にあるのかもしれない。」 ライターでラッキーストライクの箱を燃やす。火柱が立ち、一瞬でラッキーストライクの箱は消えた。 まるで手品のように。 「あとでラッキーストライク買って返せよヨースケ。」 「あ!?・・は、はあ。も、申し訳ありません。ケイスケさん。」 ヨースケっちが、冷や汗をかきながら頭を下げた。
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