3 LIFE=MATH

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? ソファーからガバッと起き上がる。 喫茶店に戻っていた。 「お目覚めですね。小野様。 自分の中の悪い死神に負けそうになっていたみたいですが、もう一人が助けてくれましたね。 まあ、合格です。」 そう言って町田さんが笑う。 何だったんだ。 俺は驚いて彼から離れ、ずれたメガネをくいと上げる。 気がつくと、目付きの悪い男性が側にいた。 ため息をついて俺を見ている。 東さんだ。 「なあ、小野先生よ。・・あんたの親友の母親殺したのはホントに」 「俺です。」 ばらっ 俺は持ってた鞄を、テーブルの上にひっくり返した。 数学の教科書や、携帯電話、辞書、「数学者は語る/松江正人著」という本に混ざり。 真っ二つになったしわしわの教科書と。 古い彫刻刀が出てきた。
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