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金平糖の5分間
迷い込んだ迷路のような気持ちを投げ捨てて
布団のしなやかさに身を預ける
不安は夢の中に溶けていき
幾星霜……星の数ほどある幸せを
感じ、そして沁みていく
「あと5分待って」と目覚ましに言う
「ここはどこだ」と僕は言う
「だからあと5分待ってってば!」
ここは現実、辛い日々
眠る度に金平糖は
炭酸のお菓子ではないはずなのに
シュワーと脳内で溶けていく
ベットの上の星たちが
また見えてきた
久しぶり、また会ったね
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