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*マサイside
「ダホ~」
「シルク重いってぇーw」
「またやってるよw」
今日はシルク、ンダホ、モトキ、俺で撮影をしていた。
シルクの部屋での撮影だったから、終わってそのまま寛いでいる。
だが、俺としては今の状態は辛い。
俺は絶対に叶わない恋をしているから。
そう...同姓であるシルクのことが好きになってしまった。
その事を知っているのは今居るなかではモトキだけだ。
あいつにはなぜだかバレた。
あとはダーマにもバレた。
まぁ、比較的謎が多い二人にはバレているわけだ。
「マサイ?」
「んぁ?」
「大丈夫?」
目の前でンダホとシルクがいつものようにじゃれているのを心配したのか話しかけてきたモトキ。
正直に言えば、『大丈夫じゃない』。
だけど、この光景は『見慣れた』と言ったら本当だ。
「大丈夫。もう見慣れたよw」
「.....そっか」
モトキにはバレてるだろうな。
俺はその場を逃げるようにコンビニへ行くと言って離れる。
「なんか要るもんある?」
「グミ~」
「俺、アイス!」
「じゃ、俺も~あとミルクティー」
「了解。いってきます」
「「「行ってらっしゃーい」」」
*モトキside
マサイがコンビニへ出掛けてしばらくして、暇そうにしていたシルクが
「なぁ~マサイにドッキリしかけねぇ??」
「お!いいねぇ~w」
そんなことを言い出した。
まぁ、シルクといったらンダホにドッキリをかけるのがもう定番化してはいたが、マサイとかにはドッキリを仕掛けるのはめずらしいことだ。
せっかくだからとどんなことをやるのか聞いてみた。
「どんなドッキリ?」
「んー..........お!じゃあ、俺とンダホが実は付き合ってましたドッキリ!」
「は?」
「いいねぇ~!!!どんな反応するかな??」
おいおいおい.....今のマサイにはそのドッキリは致命的すぎる。
盛り上がる二人をよそに黙ったままの俺を不思議に思ったのか、シルクが顔を覗いてきた。
「モトキ?」
「黙ってどうしたの?」
続いてンダホも気づいて覗いてきた。
俺はどうしようかと考える。
あ、そっか
「二人は寝室で待機してて。俺も知らない事にして、ここでマサイを待ってるから」
「!なるほどね!寝室あけてびっくり!ってわけね!!」
「寝室って、リアルだなぁ~」
「現実味が出ていいだろ?」
俺はドッキリのやり方を提案して、納得したシルク、ンダホは寝室に入っていく。
ごめんねマサイ。
そう思いながらマサイの帰りを待った。
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