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尻を撫でる明の手が下着の中に入ろうとしたので、
「っ、やめて下さい」
手は止まり、残り惜しそうに抜かれていく
またあの悲しそうな顔をする明に胸が痛む
「今日は誕生日パーティーなのですからしっかりして下さい」
「面倒だな、それに誕生日は明日なのに」
「ぐだぐだ言わないで、準備して下さい」
ソファに深く沈みこんでいる明をたたせると、主役に相応しい服に着替えさせる
周りはあわただしく動く中、明は終始怠そうにしている
そろそろ誕生日パーティーが始まる時間だ
俺は明の袖を引っ張ると、口元に手を当て小声で話す仕草をする
すぐに明は俺に耳元を近付かせて、
「どうした?」
「…日付が変わったら明の部屋に行くから…楽しみにして」
どうしてもパーティーが始まる前に伝えたくて言ったのだが、一気に恥ずかしくなって顔が熱くなる
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