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明が仕事をしている間、先程の鳥羽さんの言葉が気になってしまう
「藍、どうかしたか?」
そういきなり言われて、ビクッと肩を震わして驚いてしまう
「あっ、、ごめん…」
「…家に帰るぞ」
「えっでもまだ」
明は席を立つとすぐに帰る支度をして、社長室を出る
二人で車に乗り込むと、明が心配そうに俺のおでこに手を当てる
「熱はないみたいだ、何かあったのか?」
鳥羽さんとのことはなんだか言いづらくて嘘をついてしまう
「…何もないよ、それより仕事は大丈夫なの」
「ならいいが……藍、俺を誰だと思ってる」
明の自慢げな顔が可愛く見えて、ぐりぐりと頭を撫でて微笑む
明は嬉しそうな顔をすると、すぐに熱を帯びた視線を向けてくる
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