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運転手が車の扉を開けると、明は力任せに私を引きながら中に入っていく
「っ、明」
主人の帰りを待っていた使用人達もただならぬ雰囲気に戸惑いを隠せない
明の部屋に連れていかれると、そこでやっと掴んだ腕を離された
強く捕まれていた腕は打撲傷のように赤くなって痛い
腕を気にしていると、部屋の鍵がかかる音が聞こえた
こちらに向かってくる明は、冷たい顔のままネクタイを荒々しく外す
「明っ、さっきは何もないって嘘ついてごめん、俺言いづらくて」
明は俺が話す言葉はまるで聞こえていないかのように、無言のまま俺の服を剥ぎ取っていく
「っ明、やだよ」
俺を裸にすると、まるで検分するかのように隅々まで見られる
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