19. 孤独

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確かに以前から依頼はあった なのに何故わざわざ今日、このタイミングで? 由里からヒロシを紹介してほしいと 突然言われたのがこの日の午後のことだった。 「アタシ急いでんだけど」 「すぐ、だから。会わせてくれるだけでいいんだよ、後は若い二人に任せてってことでね」 「何が『若い二人』よ、ホントにすぐだからね」 「そんなに楽しみ?高村くんと会うの」 「え?…あ、そんなんじゃないよ!アイツ、ほらバカだからさ、またとんでもなく早くお店に行ったりするだろうし…それと」 「美月のこと、まだ気にしてるの?」 「そりゃ…」 「もう、浩子のものにしちゃいなよ、絶対お似合いだもん」 「それができたら…あ、いや、そんな訳ないでしょ!」 こうして由里とヒロシの二人を 無事対面させた浩子は 大急ぎで例のファーストフード店へと向かった。
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