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もう僕もそれくらいでは驚きも落胆もしない。
「そう言うと思った」
「来月…何月か知ってる?」
「来月?それくらいは…」
「12月だよね」
「そうだね、さすがにそれくらいは知ってる」
浩子は何が言いたいのだろうか?
僕はバカな頭をフル回転させて考えた。
「クリスマスまで」
「何?」
「執行猶予にする」
「俺は犯人か?」
「その時、どうするか考えてあげる」
「上からだなぁ」
「当然でしょ?すっぽかし犯」
「痛いとこついてくる」
「でも…」
「何?」
浩子は急に真面目な表情で僕を見た。
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