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しばらく会話が途絶え
何でもいい、話をしなければと思った
その時
「タカムラ…」
「…浩子」
同じタイミングだった。
「タカムラ、今日はありがと」
「こちらこそ」
「何かさ…改めて言うのも何だけど」
「これからもよろしく…って?」
「そっ…ま、仕方ない、よろしくね」
「仕方ないんかーい?」
「じゃいいよ、よろしく」
「何かさ、あの頃から考えると…」
「あの頃って?」
「1学期の最初らへん」
「あぁ」
「今のこの状況って、不思議だよね」
「そぅ?」
「このまま1年間、椅子の上に足置かれてさ」
「ぷっ!まだ言う?その話」
「それでこの1年が終わるのかと思ってた」
「そんなの、もう…忘れてたよ」
話題なんて何でもよかった
いつの話でもよかった
僕はただ隣で笑う浩子を見ていたかった。
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