08. 発覚

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この日、何事もなくお昼休みになった。 いつものように屋上で弁当を食べている テルと純也と僕、 ごくごく日常的な風景。 ただそこに トモキの姿がなかったことを除けば。 テルと純也が何やら音楽の話題で 盛り上がっていると ふと後ろに気配を感じた。 トモキだった。 「コウ、ちょっといい?」 「え?どうした?」 「ここじゃ、アレなんで…」 トモキは僕を屋上の一番端に連れて行き、割と唐突に話を切り出した。
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