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「アホ丸出しだな。」
「あ、先生!」
「あっちに舞妓はんいたぞ。」
「えっうそっ」
「俺か写真も撮ってもらっちゃったもんねー。」
撮ってもらっちゃったもんねー。とか表情一つ変えずに言っちゃうところがなんか、可愛い。
「私も撮ってもらいたい。」
「まだいるんじゃねーの?」
「行ってくる!凪々、行こ!」
「そーの前にっ先生も写真撮ろっね?」
“ 誰が舞妓はんと写真撮れって言ったよ。先生とツーショットだろうが。あぁん?”
目線で送ってくる。
「…先生良いですか?」
「やだよ。お前珍しくねーもん。舞妓はんならまだしも。」
「意地悪!…別にいいし。」
「なんだよ怒ったのかー」
「先生と写真撮れないくらいで怒るほどガキじゃないし。ばーか。」
「子供っぽ。」
「どこがよ?大人の女性の色気ムンムンでしょーが。ほれほれ」
先生がしてきたみたいに肘でグイグイ押してみる。
「はぁ…お前あんま子供っぽいことすんなよ。ただでさえ子供なんだから。」
「先にしてきたのどっちですか!もういいし!凪々、行こ!」
怒って舞妓はんの所へ行こうとしたら…
グイッ
「冗談。ほら、猿美、シャッターおして。」
「あ、はい。…はい、ちー」
グイッ
「…ず」
カシャ
「//////////な、」
「近い方が良いだろ?」
「…え/////い、いや。」
「離れてたら画面にはいんねーじゃん」
「…そ、そうですね」
凪々がはいチーズって言おうとしたら
グイッと引き寄せられた。
腕と腕が触れ合う。
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
あぁ…もうダメだぁ。
なんで素でこうゆうことするかなぁ…。
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