ライバル

2/21
52人が本棚に入れています
本棚に追加
/86ページ
「えっほんと!?まじ!?おめでとう!!!!!!やったじゃん!!!!!!すごーい!!!!え、なんでなんで????!」 …ここまでじゃなくても、やっぱりこうゆう報告したらこんな感じで喜んでくれるよね?? 「それで、なんで優來は私を避けてるんだと思う?」 「んー…もしかしたら、赤間先生と付き合ってるのはカモフラージュで実は猫山先生が好きだったんじゃない?」 「そんなまさか。」 「それはないっか。んーなんなんだろうね…」 ガラッ 「…あ、今日は猿美も残ってたのか。」 「あ、猫ちゃん〜。ふふふ。」 「なんだよ。気味悪い顔して。」 「ちょっと〜!乙女の笑顔を気味悪いってなによ!絶世の美女でしょうが!」 「Look in the mirror。意味わかるか?」 「は?わかるわけないでしょ。」 「凪々…鏡みて来いって意味だよ…」 「はぁぁぁ?」 「水田。猿美には話したのか?」 「うん…。他にね、相談したいこともあったから。ごめんなさい、ダメだったかな?…てか、ダメだよね。ごめんなさい。」 「別に隠しとけとも言ってないしな。いいんじゃねーの。」 …いいんだ。 「猿美、お前は猿みたいな顔してるけど、良い奴だからなんかあったらこいつの話聞いてやって。」 キュン。 「一言余計だっつの。」 「今日は送ってやれないから、もう帰りなさい。危ないから。」 「うん。帰る。バイバイ。」 「じゃーな。」 私達付き合ってる…。先生が優しいもん。 「どこがー???相変わらずじゃない??」 「なんかねー言葉の選び方とか表情が前となんか違う。」 「一緒だと思うけど…。」
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!