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「課長!!!!」
音が響くぐらいに課長室の扉を思いっきり開ける。
「!!?な、何だ夏江!入る時はノックをしろ!ノックを!!」
「有給ください!!!!」
「いや、話聞いてぇ!?!!?」
課長の注意を無視して本題に入った。というか単刀直入に言ってやった。
「って、有給?」
「はい。有給です。申請書は書きました!コレ!」
ずいっと課長に差し出す。
課長は少しびっくりしたようで、
「ゆ、有給といってもだな、正当な理由がなければこちらは許可が出来ないんだぞ?」
と一言。
そしてボクの休暇理由を見て、黙り込んでしまった。
「課長、ど、どうでしょうか…?」
ダメだったのだろうか…?不安になったボクは声をかけた。
すると課長は
「んーあー……いいんじゃないか。」
といった。
「えっいいの?っ、ですか?」
「あぁ。これからも失敗続きだと困るしな。」
そんなこんなでボク、夏江萌樹は、3日間の有給が取れました!
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