向き合わなければならない日

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向き合わなければならない日

それから俺はみずきに促され、美容室へと行くことになった。拒否はしたものの、私も切りたいしの一点張りで足を運ぶこととなった。普通は予約を取ってからいくものだが、 みずきの知り合いがそこで働いているらしくカットもサービスしてくれるというらしい。 この伸び切った髪も邪魔だったためここは言葉に甘えることにした。美容室への道中なんとなくあの事を、みずきが言おうとした、あの事件のことを思い出した。 いや、思い出すというよりは一度もあのことを忘れた事はない。ただ、考えようともした事がない。ずっと逃げてきたこと。ずっと忘れたことにしたかったこと。もう、向き合わなければならない
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