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忘れて生きるというのは、案外に簡単なことである。自分の心は少し麻痺してしまっている。 人間は都合よくできている。 操はそれをありがたく思う。 けれど、真夜中に目が覚めることがよくある。見ていた夢は全く覚えていないのに、思い切り歯をかみしめ、食いしばっている。 「生きてるんだな、心も体も」 これといった感慨もなく、その事実を操は確かめるのだった。
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