元彼上司、わたしの親友を味方につけ

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元彼上司、わたしの親友を味方につけ

「理子ーーと新田心菜さん、こんにちは」 土曜日のお昼前、心菜とランチを食べに出かけようとしたら結弦に遭遇してしまった。 「俺、先週の日曜日にここに引っ越してきたんだ。車通勤でもこの辺はどうしても通勤ラッシュで渋滞にはまるから時間ロスしたくないからここの中古物件を見つけて購入した」 刈谷駅から徒歩で10分、会社まで徒歩20分ほどの所にあるマンション。 立地から賃貸で2LDKが月額10万円もする物件だから、ここの高層階の4LDKは中古でも5000万円以上はするだろう。 「今からお出かけ?」 「はい、これからランチに行きます。久しぶりに美味しいひつまぶしを食べに行きたいなと思いまして」 「店はもう決めたの?」 「いえ、名古屋駅まで出て、その辺でぶらりと目に付いた店に入ろうかと」 「俺、ひつまぶしが美味しい店を知ってるんだけど。これから一緒に行かない?」 結弦と心菜ちゃんがランチを食べに行く話で盛り上がっていて、グルメな心菜ちゃんが結弦の話に食いつき、行きたそうにわたしを見てきた。 「もちろん奢るよ。車で30分ぐらいかかるけど、おすすめ。行くなら電話で予約入れるよ」 「理子ちゃん、せっかくだから連れて行って貰おう!!」 心菜ちゃんが目をキラキラしせて心底行きたそうな表情をしていたから結弦の誘いに乗る事にした。
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