ある日僕は眼鏡を外した

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世の中見えない方が良いこともある。 見えてしまったからこそ、これから知ることのワクワクが無くなってしまう。 人は保身に走りやすい。 見えているからこそなるべく安全な方へ進もうとする。見えない可能性を信じた方が数倍楽しいはずなのに。 見えないからこそ起きるアクションが沢山あるのだろう。 知らなくていい、僕にとってどうでもいい情報が僕の心を動かしてしまう。 情報社会の今、歩いているだけで不必要な情報が多すぎて迷惑だ。 インターネットを見ていても横に、上に、下に、脇に、広告とか不必要な情報だらけだ。 それだけに集中したい。 やりたいことに真っ直ぐ進めない心の弱い者は情報社会が食い尽くしていく。 僕はそれに当たる。それを殆どの人が気づかないまま中途半端に進んで生きていく。器用貧乏な人が増えていく。 僕は偶々それに気がついた。 そしてある日、僕は眼鏡を外した。
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