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罰な気分
リフォームが終わるまでに返事をする。
約束をしてその日は別れた。
帰り際に水菜が真の前に立ち、
「凄く美味しかったです。ご馳走さまでした。梨香さんとも久し振りの食事で、本当に楽しかったです。ありがとうございました。」
と、笑顔で言ってくれた。
ドキマギしながら返事をした。
「また!一緒に食事しよう!もっと美味しいとこ。うん…探しておくから。」
「今度はフランス料理がいいなぁ。」
「うん……て、梨香には聞いてない!」
「七瀬さんは子供みたいなとこがありますね?そこがきっと楽しいアプリを開発されるのでしょうね。是非、また。では失礼します。
立花さんもありがとうございました。梨香……またね?」
「うん!またね?水菜。」
梨香が手を振り、三人で水菜を見送る。
バン!! と、背中を叩かれた。
「馬鹿!家まで送りなさいよ!もう遅いのよ?危ないでしょ?」
梨香に言われて、慌てて後を追った。
「本当に……好きなくせに…。成長がない!」
梨香はため息を吐いた。
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