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梅雨のさなか、東京は曇り空。さいわい雨には降られませんでした。
「漱石山房記念館」の最寄り駅は東京メトロ東西線早稲田駅と、都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅ですが、私は早稲田駅から行きました。歩いておよそ10分。夏目坂沿いにいきます。
夏目坂という名前は、もちろん漱石にかかわりがあります。
そのあたりの名主であった漱石の実父直克が自分の姓をつけて「夏目坂」と呼んでいたのが、一般にも広がったのが始まりです。
ところで、早稲田駅1番出口は夏目坂に面しているのですが、そこはもう、漱石の生まれた場所なのです。
実は私、今日初めて知りました。そしてこれから行く「記念館」は漱石の終焉の場所。
漱石の人生は、夏目坂に始まり、夏目坂に終わったわけですね。
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