4、茨木のり子の終の棲家・西東京市東伏見

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「ぱさぱさに乾いてゆく心を  ひとのせいにはするな   みずから水やりを怠っておいて  気難しくなってきたのを   友人のせいにはするな  しなやかさを失ったのはどちらなのか  苛立つのを  近親のせいにはするな  なにもかも下手だったのはわたくし  初心消えかかるのを   暮らしのせいにはするな   そもそもが ひよわな志しにすぎなかった  駄目なことの一切を  時代のせいにはするな   わずかに光る尊厳の放棄  自分の感受性くらい  自分で守れ  ばかものよ」  *茨木のり子詩集「自分の感受性ぐらい」(1977刊)所収  この詩にはちょっとした思い出があります。  
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