1、漱石生誕、そして終焉の地(新宿・早稲田界隈)    

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 早稲田方面から夏目坂沿いに歩いていくと、二股に分かれてしまいます。どちらを行くか迷うところです。なんとなく、より細い左側の道へ。  これは正解でした。  少しいくと、左手にマンション仕様の社宅があり、その前に「有島武郎旧居跡」の表示が立っています。実はこれが目印。そこからもう、「漱石山房記念館」の入り口の案内が見えるのです。  あたりは生活の匂いのする比較的古い住宅街です。小さな一戸建て(失礼)が寄せ集まり、その間を曲がった狭い路地がとおっているようなところです。  漱石山房記念館に向かう道も決して広い道ではありません。注意深く見なければ見落とすようなところにそれはあるのです。その道も、緩やかな坂道になっています。18a351b8-229a-4376-b7ba-969ea538838b
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