赤色（せきしょく）のジュース

～翌日・学校～

「ねぇ聞いた？体育の先生出張とかで自習だって…」

学校に着くなりそんな話があっちこっちで飛び交ってる。
はて、みんなどっからその情報仕入れてるんだか…
ん？

『体育中止？出張？自習？！』

思わず声を荒げた。周りは一瞬こっちを見たが、すぐに普通に戻った。

？『どうしたんだよ、大輔…』

彼は、田島光。俺の親友だ、幼馴染でずっと同じ学校、同じクラスっていう奇跡の奴だｗ

『・・いや、実は…』

とりあえず信じてはもらえないだろうけど、不可思議なジュースとその不可思議な未来予知について話してみた。

光『なんだそれ、漫画の見過ぎじゃね？』

軽くあしらわれかけたので、とりあえず見せる。え？まぁ、一応気になってったのは確かだから例のジュースのはいったペットボトルを持ってきた。
期限を見せたら…

光『誤字だろｗ』

そういって彼は躊躇なく飲んだ。

”昼食購買部メロンパン在庫なし代用クロワッサン12個”

また妙な声が脳内に。。。
って、あれ？

周りを見ると皆例の声？が聞こえたようだ…
勿論、光にも…

光『い、今のは？』

『やっぱり…』