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京ちゃん、こっち!
鈴を転がすような澄み切った声に顔を上げた京介は、町家の軒下に恋人の姿を見つけた。
「一花!」
慌てて駆け寄り、番傘を差掛ける。
「傘はどうしたん?」
急に強まった雨脚が、一花の着ている着物の肩をしとどに濡らしている。
「持っとらんよ」
一花はすまし顔で答えると、ひょいと傘の下にもぐりこんだ。
「…持っとらんて。天気予報は1日中雨って言うとったやろ」
少々呆れ気味の京介の顔を見上げながら、一花ははにかむ様な笑みを浮かべる。
「だって…傘持っとったら、こんな風に京ちゃんとあいあい傘出来んやろ?」
「はぁ…
ったく……何でほんな無駄に可愛いんが…」
「何?なんか言うた?」
「別に__________////ほら、早う行くぞ」
なんて会話があったとか、なかったとか
( *^艸^)
P48で秋月一花ちゃんから「着物着て隣を歩きたい♡」と言うペコメをいただいたので、夢を叶えちゃおうと(笑)
ご本人には無許可のサプライズですΣ(ΘДΘ;)
勝手にお名前使ってしまってごめんちゃい💦
本物の一花ちゃんは、このイラストの200倍可愛いと思います(当社比)
似非金沢弁も許してぇ(>ω<〃)
※背景は私が撮った『ひがし茶屋街』の写真です。
追記:羽月咲羅さんに方言のご指導をいただき台詞の一部を修正しました!
さすが、石川県民(o^∀^o)ありがとうございます♪
皆で作り上げていく感じがして、嬉しいです✧٩(ˊᗜˋ*)و✧
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