[第1章]最初はだいたい似たような始まり方

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[第1章]最初はだいたい似たような始まり方

俺、黒井 玲央 は困っていた。 付きまとってくるウザったいアイツに…… 「あッ!!れーちゃん!!おはよぉ」 話し方がきめぇんだよ。一旦、地獄みてこいや。 れーちゃんとかキモすぎなんだよ。目の前のチャラ男会計は何かと付きまとっては「れーちゃんれーちゃん」と産まれたての雛のように名前と一緒にどうでもいいことを言ってくる。 正直....... う ざ っ た い 俺が今いる学校は、私立桜花宮学園。俗に言う王道学園。 俺は、普通の公立に行く予定だったのだ。いや、現在進行形で行ってたのだ。なのに、クソババア(姉)のせいでなぜか取り消されてしまった。 キレ気味に「なんで?俺は、公立に行く予定だったよな?てか、行ってたよね?なんで私立なんだよ?意味わかんない。ねぇ?」 て問いつめたら 「行きたくないって‪wお前はそこに行くしかないの‪だよw今更遅いわばーか‪w王道学園はええぞ~!可愛いおねぇ様の為に行ってこい愚弟」 と答えになってない答えが返ってきた。 つか、愚弟ってなんだよやんのか?クソババア。 ていうか 「つか、俺テスト受けてないじゃん‪w行けないじゃん‪wBLばっかり読みすぎて妄想しか出来なくなったんでちゅかぁ‪w‪w??妄想は2次元までにしまちょうね??」 俺最大の煽り顔×挑発 この攻撃を前にして生きて帰れるやつなんかいない。 「は?このまえのワークシート。あれがテスト‪w気づかんかったんか?愚弟だから気づけなかったんだね‪w乙」 ワークシート……? いや、だって「おい、愚弟。お前は馬鹿だからこの問題解けないよなぁ?馬 鹿 だ か ら ❤︎」 とか挑発されてやったあの問題のことか……?いや、だってあれ簡単だったし。解き終わったあと 「簡単すぎだし。なに?馬鹿がなんだってぇ?」 てこれまた煽ったら 「お前なら出来ると思っていたよ!!弟よ!!お前は私の誇りだー!!ぐへへ、これで王道学園に((ry」 とか褒められた……は、、えっとぉ、、、褒められた!? は?まじかよ……男しかいない学園に行けと? ふ ざ け ん な とか駄々をこねていたらクソババアの圧がすごくて負けた。 姉は偉大。こわいよ。 - - - - - - - - - - - - - - - - - その一週間後.......まぁ、編入の手続きが終わり学校に行くしかない状況になったので大変不本意なのだが学園に行った。 「門がでっけぇーーーーー!!!」 やべぇよ!!すげぇや!!やべぇや!! 語彙力が低下した。
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