同室者は知り合いだった

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僕とみーちゃんは、ご飯を食べて玲央について語っていた。 「中学の時の玲央を教えてください。神様仏様クロ様」 「知りたいか?みーくんよ!!まず、8歳の頃、れおはめっちゃ可愛かった。体育祭でパン食い競走に出たんだけどね!!怜央って意外と小さいじゃん?だから、アメリカの人達に合わせて作られたパン食い競走は不利だったんだよ!!」 「ふむふむ。(8歳と13歳だもんね不利ってもんじゃないよ)」 「ずっとぴょんぴょんしててさぁ。他はもうゴールしたのに1人だけ粘って頑張ってたの」 「可愛いねぇ。」 「やっと取れた時の玲央の感情と言ったらもう!!」 「どんな感情だったのさー!」 「表情は、わなわなムスッとしつつ頬っぺが赤くなってて心の中では「やたぁ、取れた!!」て嬉しさの感情でいっぱいだったよ!!!」 「ムスッとしながら喜んでるれお!!俗にうもえーーーてやつだねっ!!かわいいいいい」 「でしょでしょーー!!周りのみんなは赤面よ!!」 「僕のれおが!!クソどもに!!汚された!!」 「もぉー、みーくん!!怜央のことになると壊れちゃうんだから!!」 「れおのことが大好きすぎるが故だよ!!これも俺なりの愛なんだからね!!」 「ほーん。どうだか。僕は、レオの将来が心配だよ」 「大丈夫。責任もってお嫁さんにする。てかさ、クロは玲央が表にいる時のレオのこと知ってるけどさ?れおはクロが何してるか知ってるの?」 「存在は知ってるみたい。どうやって出てくるとかも大体は…。だけど、僕が表に出る時の記憶はないぽいよー。ずっと、寝てる。」 「そっかぁ…れおも疲れてるんだね?」 「そうだよ!!れおはね、あんなに無表情だけど心の中では色々と考えてる優しい子なんだよ。言葉遣いが悪いところが欠点だけ「欠点だけど、強く見られたい僕は弱くないっていう自己暗示から来たものだもんだなー。あの、言葉遣いは飾り。そう言いたいんだろ?」まぁ、そうだよ」 「僕達は、怜央を守らないといけない。」 「そうだな。もういい時間だし寝る?」 「寝る寝る。朝、絶対玲央泣いちゃうからちゃんと起きといてよ!!」 「わかってるよ。」 「じゃぁ、おやすみ」 「おやすみー」
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