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「まさか、タイムスリップしたとか!?」
ミユは外の様子を調べようと、ダイニングの日焼したカーテンを開けた。
目の前に現れたのは、草ぼうぼうの狭い庭。広さは変わっていないが、一日でこんなに雑草が伸びるはずがない。
隣の家はというと、いつも夜中まで煌々と電気が付いている家なのだが、今は真っ暗だ。
彼女は、もう少し外の様子を見るため、部屋着から外出着に着替えようと自分の部屋へ駆けていく。そうして、クローゼットの扉を勢いよく開けると、自分の服の中に、見たことがない服がたくさん混じっている。
一瞬にしてこうも大きく変化するのは、未来へタイムスリップしたと考えた方がいい。
彼女は、急いで適当なポロシャツとジーパンとサンダルを穿いて外へ飛び出すと、目を疑った。
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